最近の日課として、体重と体脂肪率を毎朝測ってアプリに記録している。
だんだん入力するのがめんどうになってきたので、スマホアプリと連動できる体重計がないか調べてみた。

はじめに

現在使っているのは、5年ほど前に購入したオムロンの「HBF-212」というシンプルな体重計です。
スマホはiPhoneを使用しており、「あすけん」というアプリで体重と体脂肪率を手入力で記録している。
体重計に乗るだけで、連動して「あすけん」にまで記録されたら便利だなと思ったので、調べてみた。

# こんな流れで連動できそう
体重計連動アプリ -> iPhoneヘルスケア -> あすけん

ダイエットや筋トレのガチ勢ではないので、測定精度はそこまで気にしていなく、それよりも手軽に記録を続けれる製品を探している。
Amazonのレビュー欄は、スペックの違う商品や前モデルのレビューが混在しているので、まったく参考にならなかった…!

今回比較するのは、以下の4商品です。
販路の違いによって品番が複数ありますが、基本的に同じ製品です。

  • オムロン 体重体組成計 HBF-227T / 228T / 230T カラダスキャン
  • オムロン 体重体組成計 HBF-255T / 256T カラダスキャン
  • タニタ 体組成計 BC-332L / 333L / 334L
  • タニタ 体組成計 RD-915L / 917L インナースキャンデュアル

比較してみた

取扱説明書の仕様を確認して、計測項目と精度などを比べてみた。
あとは連動するアプリも気になったので、ちょっとだけ調べている。
アプリ自体を使うことはないので、そこまで重要視はしていない。

比較した商品

仕様比較

体重以外の測定原理は、4商品とも体の電気抵抗値などから算出した推定値とのこと。(BMIは計算値)
対象年齢や体重で、参考値になったり精度が変わったりするので、正確には仕様リンクを確認して欲しい。
下記の比較表では、30代体重約60kgに当てはまる値を表示している。

商品
品番HBF-227T
HBF-228T
HBF-230T
HBF-255T
HBF-256T
BC-332L
BC-333L
BC-334L
RD-915L
RD-917L
メーカーオムロンオムロンタニタタニタ
最小表示100g50g50g50g
計量精度±200g±100g±100g±100g
BMI0.1単位0.1単位0.1単位0.1単位
体脂肪率0.1%単位0.1%単位0.1%単位0.1%単位
内臓脂肪レベル1レベル単位1レベル単位0.5レベル単位0.5レベル単位
骨格筋率0.1%単位0.1%単位
筋肉量50g単位50g単位
推定骨量100g単位100g単位
筋肉点数1点単位
基礎代謝量1kcal単位1kcal単位1kcal/日単位1kcal/日単位
体(内)年齢1才単位1才単位1才単位1才単位
体水分率0.1%単位
脈拍数1/min単位
登録人数4人4人5人4人
ゲストモード
自動認識機能
乗ると電源オン
電源単4 × 4単4 × 4単3 × 4単3 × 4
外形寸法286 × 280 × 28mm327 × 249 × 30mm310 × 274 × 36mm328 × 298 × 31mm
本体重量約1.6kg約1.7kg約1.5kg約2.1kg
販売価格¥9,000くらい¥12,000くらい¥12,000くらい¥25,000くらい
発売時期2017年11月2017年1月2021年1月2020年11月
仕様リンク取扱説明書取扱説明書取扱説明書取扱説明書
適合マーク家庭用計量器家庭用計量器家庭用計量器
JIS
家庭用計量器
JIS
品番HBF-227T
HBF-228T
HBF-230T
HBF-255T
HBF-256T
BC-332L
BC-333L
BC-334L
RD-915L
RD-917L
商品
商品リンク
ref: オムロン / タニタ

気になったところ

オムロンは骨格筋率でタニタは筋肉量

オムロンとタニタで、筋肉に関する測定項目が違っている。
ただ、体重との割合で表示されるか、重量で表示されるかの違いしかないという認識。
骨格筋率が増えても、筋肉量が増えても、どちらにしろ筋肉が付いたってことに違いはないかと。
筋肉量の方が、具体的にどれだけ増えたか分かりやすそうではある。

骨格筋率

骨格筋率とは、体重のうち、骨格筋の重さが占める割合です。(取扱説明書より抜粋)

筋肉量

筋肉量は、骨格筋、心筋、平滑筋(内臓など)と水分量を含んだ値です。(取扱説明書より抜粋)

発売時期はタニタの方が新しい

オムロンの2商品は、2017年に発売されているので少し古い。
しかし、未だに売れ続けているので、枯れた技術的な安心感はある。
購入後に新商品が発売される可能性はあるが、微妙にデザインが変わるだけの可能性もある。
タニタの2商品は、オムロンの2商品から4~5年後に発売されているが、その割に目新しい技術などはない。
体重や体脂肪率を測ることに目新しさは不要だけど…!

測定精度はタニタの方が高い

測定精度は、基本的に±100gとなっている。
オムロンの商品がひとつだけ±200gだが、コップ一杯程度の水くらいしかブレてないと考えれば十分なのでは。
現在使っている体重計を確認したら、同じく±200gの精度だったし、不便に思ったことはない。
タニタの体組成計は、経済産業大臣が制定するJISに適合している商品にもなっているので、精度を求めるならタニタ一択な気がする。

足のサイズ問題

「オムロン 体重体組成計 HBF-255T / 256T カラダスキャン」のレビューで、足のサイズが27cmだとはみ出るというものがあった。
縦のサイズが24.9cmしかないので、25cm以上の足の人ははみ出てしまうらしい。
他の商品でも、足の大きい人は自分の足のサイズも考慮して選択する必要がありそう。

アプリ比較

OMRON connect

OMRON connectは、iOS・Androidに対応している。
アイコン、UI共にシンプルで使いやすそう。
iOSのヘルスケアアプリ連携も問題なくできる。

Appleのヘルスケアアプリにデータを出力したい【iOS】 | OMRON connect FAQ | オムロン ヘルスケア

https://www.faq.healthcare.omron.co.jp/faq/show/12570?category_id=695&site_domain=oc

注意事項として、公式ではPCからのログインに対応していない。
偽のPC版アプリが公開されているようなので、くれぐれも利用しないように気をつける。

【重要】弊社に無断で作成、公開されているOMRON connectアプリのPC版にご注意ください

https://datahealthcare.omron.co.jp/4218

Health Planet

Health Planetは、iOS・Androidに対応している。
PCにも対応しているため、PCからログインしてデータを確認することもできる。
ただ、10年、いや20年前かのようなデザインをしているので、使うことは絶対にない。
アイコンはまだしも、UIはちょっと使いたくないレベルのデザインなのが残念。

iOSのヘルスケアアプリ連携は問題なくできる。
レビューには 連携できるのは体重と体脂肪率だけ と書かれていたので調べたところ、現在は連携が強化されて他の項目も連携できるらしい。
「あすけん」的には体重と体脂肪率だけで十分なので問題ないです。

iPhoneを使っています。ヘルスケアアプリとの連携方法を教えてください。

https://tanita.zendesk.com/hc/ja/articles/360000728027

おわりに

以上の結果をふまえて、「HBF-227T」を購入した。
1ヶ月ほど使用した感想は、正直なところ、まあこんなもんかという気持ち。
手入力はしなくなりましたが、3回に1回くらいうまく連動されていないことがあり、体重計のBluetoothボタンを長押しして、手動で連動するという手間が発生している。
それでも手入力よりは楽なので、まあこんなもんかという感じ。
測定項目は、やはり体重と体脂肪率くらいしか見ない。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。